3457084 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

お札(おふだ)は危険物!

新年から?仏壇の開眼・発遣を頼まれました。

施主の方が、正面の本尊様の前に位牌をおいていたので、
そこには置かないで、下に置くようにお話しました。

なぜならば以前「仏壇のお軸がない?」で書きましたが、
仏壇というのは中にある本尊(軸・仏像)を供養することによって、
その功徳を御先祖様や私たちに振り向けるためのものだからです。

そして発遣(魂抜き)された仏壇からは
例によって大量のお札がでて来ました。

ところで、以前お正月に

「お札を処分して欲しい」

と持ってこられた方がいます。

見ると某寺院のお札。

「某寺院へ持っていかれたらどうですか?」
「某寺院では処分してくれません」
「ええ~!」
「ここで処分してくれると聞いたんですが」

また、あるとき別の方が、紙袋いっぱいのお札を当院に持ってきて
「処分して欲しい」
といわれたことがあります。(苦笑)

お正月から、三月ぐらいまでは大量のお札・お守りが発行されます。
しかし、本当に価値がある物なんでしょうか?

私もお札を作成しますが、必要なくなったら必ず
戻してくださいと言います。
以前「お札の処分は?」でも書きましたが、お札・お守りが本当に
効果のある物ならば、当然放置したり、適当に処分したりしたら
災いをなすのではないでしょうか?

効果のあるお札ほど誰にでも処分できないと考えるのが
普通でしょうし、当然回収しなければならないと考えるのが
当たり前のような気がします。

「このお札には効果があります。しかし、処分は適当に」
ではおかしくありませんか?
少なくとも回収を考えていないお札には
「効果などありません」
そう言っているのと同じではありませんか?
多分そのまま捨てても影響ないでしょう。

一方祈祷を頼んでいない寺院にお札の処分を頼む側にも
無理があります。
お札の処分はお礼参りをかねていただいた寺社に
お願いしましょう。

本来お札は危険物です!

お札を出す側も買う側もそれを認識したいものです。


© Rakuten Group, Inc.